おかあさん～サトウハチロー

『母のうたを

　つづるときの

　よろこびと　かなしみ

　母のうたを

　うたうときの

　さみしさと　うれしさ

　いつでも二つのものが

　ボクの胸の中で

　ひろがったり　つぼんだり

　重なったり

　こんがらかったりするのです

　ボクはこれからも

　これをつづけていくことでしょう

　母のうたを

　うたうときの

　さみしさと　うれしさ

　母のうたを

　つづるときの

　よろこびと　かなしみ』～サトウハチロー

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私も今、母を想うと、やはり同じように、

『よろこびと　かなしみ』

『さみしさと　うれしさ』

が、あふれてきて、胸が熱くなります。