子どもの詩~お弁当

   お弁当   恭子 6年

「だって、お母さんのお弁当の詰め方、

 古くさいんだもん。」

って言ったら、おかあさんこう言った。

「じゃあ、自分で詰めなさい!」

そして悲しそうにうつむいた。

ごめんなさい、おかあさん。

みんな、

きれいに飾ったお弁当持ってくる。

自分だけみすぼらしく見えるから。

本当に、ごめんなさい。

でも、

お母さんが詰めたほうがよかった。

お母さんが詰めなかったから。

おいしさ、半分に減っちゃった。

ぬくもり、半分に減っちゃった。

きれいなお弁当より、

古くさいお弁当のほうがいいって

今日、はじめて分かった。     ~おかあさん、あのね~より抜粋

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思春期に入った少女の、微妙な心の中の葛藤に、

読む私の心の奥が熱くなり、涙ぐんでしまいました。

この詩で、この少女の心が大きく成長したことがよく分かります。

こうして、子どもは、反抗期をくぐり抜けて成長していくんですね。

caribbeanmaria's Ownd~Happy together!!

読んで、心がほかほかするような、ハッピーになれるような記事を、書きたいと思っています。 Happy together!!

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